心の栄養 2021年01月6日
お元気様です
新しい年は何がめでたいのか
新しい年の挨拶は
「あけましておめでとうございます」。
ところで何が「めでたい」か、
考えたことはありますか?
「無事年が明けたから、
おめでたいのではないですか?」
と思う方も多いでしょう。
でも、そうではありません。
「あけましておめでとうございます」は、
年神さまへの言祝(ことほ)ぎです。
「言祝ぎ」の意味は
「なにかを祝って慶びのことばをいうこと」。
年神さまが新しく生まれ変わって、
新しいパワーを私たちに吹き込んでくれます。
だから生まれ変わった年神さまにたいして、
「おめでとうございます」と
お祝いのことばを伝えるのです。
お祝いをいうほうも嬉しいですが、
神さまも「わかっておるな」
「今年もいっしょに頑張ろうな」と喜ばれるハズです。
年神さまが宿られているという
鏡もちに向かっていうわけではありません。
お正月の朝に起きたら、
家族に「あけましておめでとうございます」。
外に出て知り合いと出会ったら
「あけましておめでとうございます」。
はなれて住む両親に電話で
「あけましておめでとうございます」。
神さまにお伝えするためには、
声に出していうことが大事です。
年神さまは大きな存在ですから、
そこにいて、わたしたちの祝いのことばを
ちゃんと聞いておられるはずです。
――『♯開運 年中行事はじめました』
(井垣利英・著)より
今年も素晴らしい一年でありますように
お祈り申し上げます